難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書く人、追悼の言葉として新聞で目にしたもの。
遅筆なために多くのトラブルがあったが実は多作の人。その井上ひさしゆかりの吉里吉里でのエピソードが、定期的に読んでる雑誌に紹介されていました。
彼らを救ったのはがれきだった。家の梁や柱に使われていた杉・赤松などの建材からクギを抜き、30センチほどにカットして「復活の薪」として再生し、売り出したのだ。10キロの薪を米袋に入れ、1袋500円でネットを通じて販売したところ、マスコミが着目して報道。全国から注文が殺到することになった。6月末時点で注文は500件、5000袋(50トン)を超えた。さばききれず、現在は出荷待ちの状況だ。注文も最大20袋(8月時点では5袋)まで制限している。なかには1人で100袋も注文してくれた人や、4トントラックで積めるだけ買いに行くと言ってくれた人もいた。小学校の授業やキャンプファイヤーで使いたいという話もあった。大阪のデパートではショーウィンドウに飾るために買ってくれた。
直接見える形で被災者を支援したいという思いが人々の心にあったから、このような結果につながったのでしょう。岩手県大槌町吉里吉里地区、井上ひさしの「吉里吉里人」ゆかりの地で起こった復活へのエピソードです。同じようなことはいくつもあります。あわびの養殖基金、被災地農産物の通販、全国漁業者からの漁船の提供、復興宝くじ、復興記念切手、それぞれに人々の支援の心を感じ、嬉しくなります。
井上ひさし最後の長編作品「一週間」。読み応えがあります。シベリア抑留、ロシアの多民族にかかる問題の根深さ、そしてチェチェン紛争の背景理由が少し分かったように思いました。
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