2011年4月24日日曜日

ツイッターで闘う、詩の礫。

高台から美ら海方向を望む
波の音が聞こえます。
数か月ぶりに沖縄に来ました。天気は上々。昨日は朝からの雨で、今回も雨の沖縄になるのかなとあきらめていましたが、お昼にはすっかりあがりました。しばらく部屋でのんびりした後、ジョギングにでました。以前にも走ったことのあるお気に入りのコースです。海沿いの国道を10キロ弱走って折り返します。途中、ランナーは一人も見かけません。東シナ海の穏やかな光景を見つつ、非常にゆったりした気持ちでジョギングを楽しむことができました。




詩の礫(つぶて)。http://twitter.com/#!/wago2828

震災以来、ツイッターに投稿している詩人がいます。
中原中也賞を受賞し福島の高校教師でもある詩人、和合亮一。たった140文字の制限された文字数のなかで、震災、原発と格闘するメッセージを一連の詩に表現。フォロアーから始まり地元地方紙、地元ラジオ、各地の新聞、ラジオ、テレビ、雑誌、そしていくつかのイベントでも紹介されているので、多くの人が知るところとなっています。話題になり始めたころ、あるメールで彼の詩に触れ、釘付けになりました。短いけれども詩が発するパワーが強烈です。
20キロ圏内が警戒区域に指定されたことに対して、そこに故郷がある人はどんな気持ちで向き合っているのか。この数日のツイッター投稿を転載します。



午前零時よ、来るな。4/21 詩ノ黙礼
午前零時が、来た。4/22 詩ノ黙礼
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み 出せない一歩の足の裏に、たんぽぽの花は咲いていたはずである。
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み出せない一歩の足の裏は、破かれていない地図の上を歩いたはずだ。
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み出せない一歩の足の裏が、静かに足音の楽しさと軽やかさとを奏でたはずだ。
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。もう踏み出せない一歩の足の裏、足の裏。
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み出せない一歩の足の裏が、あなたの故郷を歩いている。
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み出せない一歩の足の裏が、あなたの美しい思い出を渡り、豊かな祖国を追っている。
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み出せない一歩の足の裏に、身を捨てるほどの祖国はあるか。マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや(寺山修司)
午前零時より、第一原子力発電所、20キロ圏内。立ち入り禁止警戒区域指定。踏み出せない一歩の足の裏は、シロナガス鯨の肝臓を歩く。
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