数日前の朝日「プロメテウスの罠」で扱われていた「無主物」。
はじめて目にする文言です。
二本松市のゴルフ場が、汚染されたゴルフコースの除染を東電に要求した際、東電側が主張した論拠がこの「無主物」でした。「無主物」とは、ただよう霧や海に泳ぐ魚のように所有者が特定できないもの。飛び散った放射性物質も「無主物」で、東電の所有物ではないという。飛んでいったもの、他人の土地にくっついたものに東電は責任を持つ必要はない。
出鱈目な主張です。結局、裁判ではゴルフ場の要求は取り下げられましたが、裁判所の判決理由に「無主物」の文言はなかったようです。
| 雨の知覧、武家屋敷 |
除染で解決する。
そんなことをまことしやかに当局者が語っていますが、果たしてそんなことができるのでしょうか。コストの問題もありますが、実際に可能な作業なのか信じられません。庭や公園、道路。幼稚園や学校。とくに子供が集まるスペースの除染を優先するとは思いますが、除染が後回しになったり、結局できなかったりという地域は想像以上に広いはず。そこに残っている放射性物質は風や雨で除染済みエリアに移動します。そしたらまた、そのエリアを除染するのでしょうか。何度も何度も。
もっと科学的な方法はないものなのでしょうか。政府・民間総力で、その手法の開発に人と金を集約して臨んでほしい…。
二本松のゴルフ場は例年プロの大会が催されていたようです。
しかし、こんな状況。
来場者数も減少し、いずれ閉鎖という流れになるのでしょうか。
全く同じ思いです。チェリノブイリの事と重なります。
返信削除「無主物」は法律用語なんでしょうね。ネットで検索すると無数のブログで話題になっており、ほとんどの人が呆れたり、驚いたり、怒ったり、熱くなっています。
返信削除無責任と能天気な解決案、そして、今日もまた大問題、何も信じられない状態。熱い怒りのエネルギーをどこへ…
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