休暇中に読もうと思って入手した本。
百田尚樹の「海賊とよばれた男」。
出光興産創業者である出光佐三氏の石油と国家に賭けた事業人生。
想像を絶する内容でした。
よく知られているように太平洋戦争開戦を、日本が最後に決断せざるを得なかった理由のひとつが石油でした。ABCDラインによって経済封鎖をされ、南方に石油を求めるしかなくなった。そして戦争が長引いたために石油不足が深刻となり、戦闘機などの製造ができない。さらに戦艦大和は進水はしたものの、燃料不足のために身動きができなかった。
戦後においても石油をめぐるGHQやメジャーとの戦いが続いていた。
GHQによる占領政策、復興政策が、反共政策や朝鮮戦争などいろんな要因で二転三転するなかで、日本の復興を最優先にして事業活動を推進してきた人。身震いするような生き方に驚きと感動を禁じえません。
イランにとって、なぜ日本が友好国なのか、日本のファンが多いのか。その理由をずーっと知らないままでいたことも、ようやくすっきりしました。
また徳山が石油基地として発展したことも。学生のころ列車で通り過ぎるたびに、徳山や岩国に連なる石油基地を見て不思議に感じていたものです。
百田尚樹。彼の作品はこれで3、4冊目になるでしょうか。前作の「永遠の0」、最初に読んだ「錨を上げよ」、それぞれまったく着想・構想が異なる作品です。「永遠の0」はミリオンセラーとなり映画化も予定されています。今後の作品が楽しみです。


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